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泉美木蘭
2016.3.12 04:08

交通事故は個人間、原発事故は国家の危機でしょ?

朝まで生テレビ、途中で寝てしまって最後まで見ていないんだけど、
アゴラの池田信夫氏の「リスク」の感覚は完全に間違っていると思った。

池田氏は、リスク=確率の問題であり、原発事故の起きる確率と、
交通事故の起きる確率を比較すれば、原発はずっと安全・・・みたいな
ことを言っていたけど、
そもそも、交通事故は一国民が個人間で引き起こす危機・過失であって、
その個人間でなんらかの解決や和解に向けて対処する問題でしょ。
しかし、原発は、そういうレベルの事故ではない。
一発の事故が、国民個人の対処をはるかに超えて、国家の危機に
至る事態になるから、リスクが甚大なんですよ!

南相馬市長の桜井勝延氏が、事故当時の避難の現実を話していて、
行く当てもなく国の指示で入院先の病院を出されてしまい、結果、
死んでいった多くの入院患者は「殺されたも同然だ」と言っていたけど、
まったくその通りだと思った。

なんで東大まで出た頭脳明晰な人が、原発と交通事故とはまるで
比較する対象ではない話だということが、わからないんだろ。
そんなに交通事故と同レベルだと思うなら、毎日毎日交通事故が
起きるたびに朝まで論じてたらどうですか?
不思議すぎる。不思議ちゃんでしゅよ?

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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